この記事では、骨格診断「ストレートタイプ」の方が絶対に着てはいけないタイプのワンピースを解説します。
なぜこのような切り口で 記事を書くかといいますと、本当の意味で自分のコーディネート力を身につけるためには、「何が似合うか」を知る以上に「何が似合わないか」「何がダサいのか」を知る方が早いからです。
ファッションの本質は「統一感」です。
夢のない話かもしれませんが、ダサさを引き算していくとおしゃれになるのです。
似合わない要素を排除していくと似合わざるを得なくなるのです。
これは欧米のファッションのスタンスですね。
日本人は足し算をしたがるようです。
それもかわいいのですが、やはり本当に自分に似合うもの・似合わないものを知った上でバランスを取りながら足し算をすることが必要です。
現在、「骨格ストレート ワンピース」でGoogle検索すると出てくるのは、「この商品がかわいい」「こういうワンピースがおすすめですよ☆」というふわっとしたことを言っている記事のみで、自分で服を選ぶ力がつきません。
ちょっと小難しいことを言いましたけども、まあその~(角栄)、ちょいと中身のある「骨格ストレート ワンピース」の体系的な記事を書いてやろうじゃないかということで書き始めたものです。
まずは骨格ストレートタイプの特徴(長所・短所)から。
【はじめに】骨格ストレートの特徴
まずはじめに、骨格ストレートとはどんな特徴を持っているのか、というところを知っておくと、「似合うワンピース」「似合わないワンピース」がどのような原因でそうなっているのか、全体像がつかめるはずです。
※とくにワンピースが似合わない要因になりやすい項目は赤文字にしてあります。
【ストレートタイプの骨格の特徴】
- 体全体に立体感があるメリハリボディ
- どちらかというと上重心
- 肌に弾力とハリがある人が多い
- 後頭部に丸みがある(=絶壁ではない)人が多い
- 首は身長に対して短め
- 背中側の首の下部分の背骨があまり目立たない
- 首から肩までの距離が短め(=肩幅がさほど広くない)の傾向
- 横から見ると肩に厚みがある
- 肩先が丸い
- 鎖骨があまり目立たない
- 胸からウエストまでの距離が短い=腰の位置が高い
- 膝の皿(半月板)が小さく目立たない
- 太ももに肉がつきやすく、膝から下が細い
- 手の平は身長の割に小さく、厚みがある傾向
- 横から見て、鎖骨からバストトップまでが直線的につながる傾向
- 胸に厚みがあり(骨格が前にせり出しているため)、横から見ると立体的(男性の場合、ハト胸傾向)
これを踏まえて、絶対に着てはいけない種類のワンピースと、逆に骨ストによく似合うワンピースの種類を解説していきます。
骨格ストレートが着てはいけないワンピース①【スカート部分の横幅が広いやつ】
骨スト着膨れ界の女王・橋本環奈さんです。
相変わらずふんわり&マキシ丈の服を着せられていますね。お願いだから専属スタイリスト付けてくれ……。
「着膨れ」という通り、橋本さんは本当は太くないのです。
では、なぜ横幅のあるフレアスカート等が骨ストにとって危険なのでしょうか。
まず大前提として、骨格ストレートは上半身が非常に大きいです(=上重心)。横にも大きいし体に厚みもあります。
その上ボトムスまで横に広がったものにしてしまうと、上下どちらも大きくなってしまいます。
俗にいう「力士」というやつですね。着膨れは避けられません。
この宿命から逃れられるのは、骨格ストレートの理(ことわり)を超えて体を絞っていて、しかも肩がなで肩でたくましく見えない石原さとみさんくらいのものです。
避けるべき横幅ワンピースの種類
・ティアードスカート型のワンピース
・プリーツスカート型のワンピース
これらのデザインを着たい場合は、「ティアードの段々が少ないもの」「プリーツのひだひだが少ないもの=表面積が少ないもの」を選びましょう。
フレアスカートは横の広がりが控えめなものを選ぶとよいでしょう。
骨格ストレートが着てはいけないワンピース②【ウエストが絞られていないやつ】
右の画像をご覧ください。神々しいですよね。
橋本環奈さんはバストもヒップも大きく、体にぴったりジャストサイズでフィットする服が大得意な、ストレートタイプの王道のようなお方です。
ジャストサイズのワンピースがこんなに似合うのにも関わらず、左のワンピースはずん胴です。
なぜでしょうか。
骨格ストレートは胸や肩が厚い傾向にあります。
ですから、ウエストマークがないワンピースを着てしまうと、服が胸に引っかかってそのまま下に落ちます。
そのため、バストサイズ=ウエストサイズになるのです。
ずん胴ですね。
ウエストマークのないワンピースによる着ぶくれは、華奢なウェーブタイプではそもそも起こりませんし、逆三角体型気味のナチュラルタイプではむしろ似合ってしまいます。
上半身が一番正方形にちかく、ずん胴になりやすい骨格ストレートタイプにしか起こらない悲劇です(管理人も骨ストですけどもね白目)。
骨格ストレートが着てはいけないワンピース③【パフスリーブのやつ】
深田恭子さんが本来こんなスタイルなわけがありましょうか。
深田恭子さんは継続的に水着写真集を出版されていますので、ウエストが細いことは誰でも確認できると思います。
ただし深田さんは、グラマラスなボディに比例するように、「肩がたくましい」「腰・お尻が大きい」という骨ストの特徴も出ています。
肩のたくましさとウエスト・腰・ヒップの肉付きは骨スト女性共通の悩みではないでしょうか。
そして、この骨ストの「肩のたくましさ」をこの上なく強調してしまうのがパフスリーブです。
先に言っておきますと似合わせる方法はありません。
こちらは、ファッションアイコンとして今や男性よりも女性に人気があると言われるセクシー女優、三上悠亜さんです。
骨格ストレートタイプです。
三上さんは、インスタに上がっている私服のワンピースのうち99%がパフスリーブかというくらいパフスリーブが大好きな、パフスリーブ絶対着るウーマンです。
上の三上さんのワンピース画像を見て、「いや似合ってるよ」と思う方ももちろんいるでしょう。
それもそのはず。三上さんは顔タイプがガーリー大得意のフェミニンタイプ、しかもボディメイクしてしっかり美くびれを作っています。
ですから、「似合わなさ」はだいぶ緩和されています。
しかし、これだけ緩和されていてもやっぱり感じはするのです。「パフスリーブじゃない方がいいな」って……。
ここまで良い条件が揃っていてもなんとなく違和感があります。まして一般的な骨ストでは完敗です。
あなたにパフスリーブが似合うか似合わないか判断するとても分かりやすい方法があります。
パフスリーブを着たとき、
「ショルダータックルが強そうかどうか」です。
上の三上さんも深田さんもショルダータックルしたら強そうですよね。吹っ飛ばされそうですよね。
ですから、「ウソ、私のタックル強そうすぎ……?」と思ったら着るのは控えた方がよいのではないでしょうか。
ではここからは、骨格ストレートの良さを生かし、苦手な部分を消すようなベストなワンピースを、解説つきでご紹介します。
骨格ストレートが輝くベストなワンピース集!
【はじめに】骨格ストレートタイプに似合うスカート丈は?
まず初めに、骨格ストレートタイプに似合う/似合わないスカート丈とその理由を解説します。
これを知っておくと骨ストのワンピース選びで迷うことが少なくなります。
※体を絞っている人などは例外があります。標準以上の体型の方にはすべて当てはまります。
- もも丈(ミニ):太ももが太くヒザ下が細い傾向のため、太ももが太い人は苦手
- ヒザ上丈:ヒザ小僧がギリギリ出るくらいの丈。太ももが太くヒザ下が細いため、太い部分が隠れて細い部分が出るので良い
- ヒザ下丈:ヒザ小僧がギリギリ隠れるくらいの丈。骨ストにとっては中途半端な丈でとくに良くも悪くもなく普通
- ミモレ丈:上半身と下半身のバランスがなんかおかしくなって足が短く見えるので苦手
- マキシ丈:上半身が大きいため、マキシ丈は上下のバランスが取れるので良い。ただし横に膨らんだシルエットのものは激太りするので注意
骨格ストレートに似合うワンピース集!
骨格ストレートに似合うワンピースの条件は以下の通りです。
・しっかりウエストマークがある
・No more パフスリーブ
・スカート部分は横に広がりすぎない
・首元が詰まっていない
・ノースリーブの場合、肩部分(ストラップ)が詰まっていない、ストラップが細いものを
ここまで、骨格ストレートタイプに似合わない種類のワンピースと、これを踏まえたうえで似合うワンピースをご紹介しました。
よろしければ他の記事もお読みいただけますと幸いです。
ありがとうございました。