「ブルゾンってどんなアウターのことを言うんだろう?」
「ブルゾンが合う骨格と顏タイプが知りたい!」
上記のような疑問を持っている人のために、今回は「ブルゾン」とは何か、ジャケット・ジャンパーとの違いや種類、ブルゾンが似合う骨格や顔タイプも紹介します。
ぜひ、毎日のコーディネートの参考にしてみてくださいね!
ブルゾンとは?
ブルゾンとは、ショート丈で裾や袖口が絞られたアウターのことをいいます!
「カジュアル」や「ボーイッシュ」というイメージも多いですが、近年は大人の女性がきれいめに着こなせるデザインのものも増えました!
では、ブルゾンとは具体的にどのように生まれたのでしょうか?
名前の意味や由来、英語表記も知っておくと、よりファッションを楽しむことができますので、ぜひ覚えておきましょう!
ブルゾンの意味や由来は?
ブルゾンという名前は、「裾をしぼったブラウス」という意味を持つフランス語「ブルーズ(blouse)」が起源だといわれてます。
現在のブルゾンの原型となったのは、1937年創業の英国のレインウェアブランド「BARACUTA」の「G9モデル」。
防風・防水の加工をされたゴルフ用で作られたことから「Golf Jacket」とも呼ばれていたそうです。
ブルゾンは、時代の変化によって素材やデザインの微妙な違いはあるものの、その基本の形は変わることなく、現在までずっと全世界で愛され続けています。
ブルゾンの英語表記は?
ブルゾンは、もともとフランス語が由来ですが英語でもフランス語でも「blouson」と表記されます。
ちなみに「ブルゾン」という言葉は、日本人が言いやすく勝手に作った和製英語です。
※和製英語のファッション用語は他にも「ジレ」や「サロペット」などもそうです。
なので、海外でブルゾンと伝えたい場合は、「ブルゾン」ではなく「blouson(ブラァゥサァンorブルゥーゾォン)」と、それっぽく伝えましょう。(←多分伝わります…。たぶん…)
ブルゾン・ジャケット・ジャンパーの違いとは?
さて、アウターにはブルゾン以外に「ジャケット」「ジャンパー」がありますよね。
正直、きちんと使い分けができる人はほぼゼロに等しいのではないでしょうか…。
ブルゾンと他のアウターとの違いをわかりやすくまとめましたので、ぜひ参考にしてくださいね!
ジャケットとの違い
まず「ジャケット」とは、「丈が短い前開きの羽織りもの」です。
「あれ?ブルゾンと同じなのでは?」と思った人!そのとおりです。
ざっくり言うと「ジャケット」は、ブルゾンとジャンパーの総称と言った方がわかりやすいかもしれませんね。
なので、両方とも「ジャケット」として販売していることもあります。
違いがあるとすれば、ブルゾンは丈がショート丈ですが、ジャケットはショート丈〜ミドル丈を指すという点です。
また、ジャケットの方が若干フォーマル寄りのアウターだということ。
近年ではあまり明確な違いはなくなっていますので、「ニュアンスが少し違うんだな」程度に覚えておくと良いでしょう!
ジャンパーとの違い
まず、ジャンパー=アウターと考えるのは日本人だけということを覚えておきましょう!
日本で使われている意味としては、「前開きで丈が短めの長袖の上着」のことです。
最近ではあまり「ジャンパー」と言う人を見なくなりましたよね。
また国によって「ジャンパー」の意味は変わりますので注意しましょう。
【アメリカのジャンパーの意味】
アメリカでのジャンパー(jumper)は、女性物の袖なしワンピースドレスのことをいいます。
日本でも最近は「ジャンパースカート」と紹介することもありますよね。
【イギリスのジャンパーの意味】
イギリスのジャンパー(jumper)は、セーターやプルオーバーなど、上からかぶるタイプの服のことをいいます。
イギリス王室もクリスマス仕様のジャンパーセーターを着用…。ワンちゃんまで(苦笑)
このように、日本ではジャンパーはアウターのことですが、海外ではまったく別の意味で使われています!
なので海外旅行に行く際には、言い間違いには十分気を付けましょう!
ブルゾンの種類
ここからはブルゾンの種類を5つ紹介します。
ぜひコーデの参考にしてくださいね!
ボアブルゾン
ボアブルゾンとは、モコモコしたボアの生地で製作されたブルゾンのことです。
ボリュームがあるので、防寒性に優れているのはもちろん、手触りの良さと女性らしさが魅力のブルゾンになります!
中綿ブルゾン
中綿ブルゾンとは、ダウン仕様になっている暖かさと軽さが特徴のブルゾンです。
撥水性もあるので雪の降る地域では大活躍間違いなしですね!
ジップアップ付きブルゾン
ジップアップ付きブルゾンは、フロント部分がジップ仕様になっており、さまざまなデザインや種類が豊富です。
カジュアルからビジネススタイルまで、老若男女問わず人気のアウターとなっています。
MA-1「エムエーワン」
MA-1とは、アメリカ軍が着用するフライト用ジャケットとして作られたブルゾンのことです。
優れた防水と防寒、そして光沢感とナイロンのタフさが魅力のMA‐1。
最近では、レディース用に作られてるデザインのものもあり、大人のきれいめファッションのアクセントとして取り入れる人も多いです。
Gジャン
Gジャンとは、「ジーンズジャンパー」の略語で、デニム素材のブルゾンのことをいいます。
ジーンズ(Jeans)の頭文字が「J」なのになんで「G」なのかは謎ですね…。
諸説はいろいろありますが、「G.I(アメリカ軍人の俗称)」が着ていたから「Gジャン」という説と、単純に「ジー」がつくから「G」にしちゃった説など。
どちらにしても、最近では「Gジャン」というと少し古臭い感じがするので、「デニムジャケット」と呼んだ方がスマートかもしれませんね。
ブルゾンが似合う骨格タイプ・似合わない骨格タイプは?
ここからは、ブルゾンが似合う骨格タイプと似合いづらい骨格タイプを紹介します。
※ブルゾンのデザインや、骨格タイプの個人差にもよりますので、絶対に似合う似合わないはありません。参考程度に読んでいただければ幸いです。
ブルゾンが似合う骨格タイプ
ブルゾンが似合う骨格は「ウェーブタイプ」です。
ウェーブタイプの特徴は以下のとおり。
・上半身が華奢
・おしり~太ももが目立ちやすい
・体のラインが曲線
・お肌がやわらかい
・筋肉がつきにくい
胸のあたりがのっぺりした感じに見えてしまうウェーブタイプには、ブルゾンのようにショート丈で上半身に存在感を与えてくれるアウターがベスト◎
多少ゴツめのブルゾンを選んでも、ウェーブタイプだけは「着ぶくれ」の心配はなく、逆にバランスがとれて良い感じになりますよ!
わかりやすく、ウェーブタイプの浜田雅功さんで見てみましょう。
浜田さんといえば、画像のようなスカジャンのイメージですよね。
そして浜田さんは典型的なウェーブタイプなので、ご覧のとおりどんなタイプのブルゾンでもとても良く似合ってしまいます!
浜田さんがいつまでも若々しいのは、自分に合った服装をちゃんとわかってるからなんですね!
↓ウェーブタイプの他の記事は以下参照
ブルゾンが似合わない骨格タイプ
ブルゾンが似合いづらい骨格は「ストレートタイプ」です。
ストレートタイプの特徴は以下のとおり。
・立体感のあるメリハリボディ
・上半身が重め
・首が短め
・肌に弾力がある
・肩幅が広め
肩幅がガッチリしがちなストレートタイプは、ブルゾンのように上半身を強調するアウターを着ると、ゴツく見える可能性があります。
また、ストレートタイプはヒザから下が細いので、よほど薄手のブルゾンでない限りバランスがおかしくなってしまいます。
芸能人で言えば、深田恭子さんがストレートタイプ。
深田恭子さんのブルゾン姿がコチラ。
デザインが奇抜なので参考になるかは微妙ですが、やはり深田恭子さんのグラマラスボディが全然活かされておりません…。
ちなみにストレートタイプが似合うとされるアウターは、チェスターコートやトレンチコート。
きれいめなチェスターコートが、ストレートタイプの骨格にぴったりと当てはまっています。
↓ストレートタイプの他の記事は以下参照
ブルゾンが似合う顔タイプは?
ブルゾンが似合う顏タイプは、「クールカジュアルタイプ」です。
クールカジュアルの特徴は以下のとおり。
・子供顔
・顔のパーツはすべて直線的
・顔型はベース型、三角形、面長
・顔全体が平面的
・骨っぽい感じ
子供顔なので、ボーイッシュなブルゾンが特に似合います。
また、直線が多いので、クールな顔立ちとブルゾンのスタイリッシュさが合わさって良い感じに◎
芸能人でいうと、剛力彩芽さん、冨永愛さん、山本彩さんがクールカジュアルタイプになります。
↑こんな柄のブルゾンを着こなせるのは、日本でピコ太郎か冨永愛さんだけじゃ…。
上記の画像を見ていただくとわかると思いますが、もはや似合い方が次元を超えちゃってますよね…。
こんなにカッコ良く着てもらえて、ブルゾンもさぞかし喜んでると思います…。
↓クールカジュアルの他の記事はこちら
まとめ
今回は、ブルゾンの意味や歴史、種類、似合う骨格や顏タイプを紹介しました。
正直、ブルゾンもジャンパーもジャケットも明確な判断基準がありません。
しかし、今回の記事で少しでもニュアンスの違いや、ブルゾンの魅力を知っていただけたのなら幸いです。
では、最後までお読みいただきありがとうございました。