「アセテートってどんな生地なの?」「どうやって洗濯したらいいの?」とお困りではありませんか?
いざ洗濯をしようとタグを見ると「アセテート」と表記されている物は意外と多くあります。
今回は、アセテートとは何か、メリットデメリット・洗濯の仕方まで、わかりやすく解説したいと思います。
また、アセテート生地が似合う骨格タイプ・顔タイプも紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いください!
アセテートとは?
アセテートとは、木材パルプ(セルロース)に酢酸を加えて反応させたアセチルセルロースという繊維からできたものです。
これだけ聞くと「なんのこっちゃ」となりますよね。管理人も思いました(白目)
簡単に説明すると…
『原料は自然素材だけど、化学の力も加えてより機能的な繊維にしてる』
ということです!
繊維の種類は次のとおり。
天然繊維
植物繊維 | 麻、綿(コットン)など |
動物繊維 | シルク、ウールなど |
鉱物繊維 | 石綿(アスベスト)、含水珪酸マグネシウム繊維(セピオライト)など |
化学繊維
再生繊維 | レーヨン、キュプラなど |
半合成繊維 | アセテート、トリアセテートなど |
合成繊維 | ナイロン、ポリエステル、アクリルなど |
無機繊維 | ガラス繊維、金属繊維など |
アセテートは、天然由来の原料を使用していますが、化学的な処理を行っていますので「半合成繊維」に分類されています。
アセテートの特徴
アセテートは、光沢感があり、軽くてやわらかいのが特徴です。
メリットとデメリットをまとめましたので、詳しく見ていきましょう!
アセテートのメリット
▲吸湿性があり、静電気が起きずらい
▲レーヨン、綿に比べて軽い
▲シルク(絹)のような肌ざわり
▲撥水性があり、汚れずらい
▲環境にやさしい
アセテートとシルクは、光沢感とやわらかい質感がとても似ていることもあって、代替品として安価で売られていることもあります。
アセテートのデメリット
▼薬品(※シンナーやアセトン)が付くと溶ける
▼耐久性が低い
▼摩擦や熱に弱い
▼シワがつきやすい
▼アルカリ洗剤を使うと光沢がなくなる
※シンナーやアセトンとは…除光液やマニキュア、シミ抜きなどに入っている成分のこと
アセテートはシワになりやすいですが、あえてシワ加工させたり、プリーツ加工をした生地も多くありますよ。
アセテートの用途
アセテートで使われるアイテムは次のとおり。
・衣服
ブラウス、シャツ、スカート、スーツの裏地、レインコートなど
・小物
スカーフ、ネクタイなど
その他、傘やメガネフレーム、防火カーテンなど幅広く使用されています!
【簡単】アセテートの洗濯の仕方・注意点
ここからはアセテート生地の洗濯の仕方・注意点を紹介します。
まずは洗濯表記に「水洗い可能」と記載があるかチェックしましょう!
・水洗い可能表記:おうちで手洗いOK
・水洗い不可表記:おうちで手洗いNG
もし「洗濯機OK」と表記されていても、アセテート生地の場合は基本手洗いにしましょう。何か起こってからでは遅いですからね。
また、「水洗い不可」の場合、専門のクリーニング店でお願いすることをおすすめします。
アセテートを洗濯するときの注意点4つ
次に、アセテートの手洗い注意点4つを確認しておきましょう!
注意点①色落ちチェック
「手洗い可能」と表記されていても、濃い色などは色落ちする可能性があります。
洗剤で手洗いする前に、色落ちチェックはしておきましょう!
【簡単】色落ちチェック方法
・タオルに洗剤を少しつける
・生地の目立たないところを軽く叩く
・タオルに色が移ってなければOK!
注意点②中性洗剤を使用
アセテート繊維の生地はとてもデリケートなので、中性洗剤で洗いましょう!
中性洗剤ならやさしく汚れを落とせるのでおすすめです。
※中性洗剤ではなくても、アルカリ性成分が入っていない洗剤ならOK。
注意点③ 脱水は厳禁
早く乾かしたいから脱水したくなる気持ちはわかります…!
しかし、脱水の強い力が加わることでシワが残ってしまいますし、劣化も進んでしまいます。
アセテートは一度シワになると取れにくいので、脱水はしないでおきましょう。
もともとは耐水性があるので、乾いたタオルで軽く拭くだけでもすぐに乾きますよ。
注意点④陰干しする
アセテートの生地は排気ガスでも傷んでしまうほどデリケートなので、なるべく室内の風通しの良い場所で干しましょう。
また、熱にも弱い繊維ですので、乾燥機の使用はおすすめしません。
アセテートの手洗い洗濯の手順
では早速、手洗いの手順を紹介します!
注意点さえおさえていれば、誰でも簡単にできますので、参考にしてみてくださいね。
手順①ぬるま湯に洗剤を入れる
洗面器などに約30〜40度程のぬるま湯を入れます。
その中に洗剤を適量入れ、アセテートの生地をつけましょう。
できればそのまま5分ほどつけ置きします。
※洗剤は、アルカリ性成分が入っていないことをよく確認してください。
手順②やさしく「振り洗い」する
衣類を水中で上下左右にゆすって「振り洗い」しましょう。
ゴシゴシ洗ったり、生地同士をこすってしまうと、悲惨な目に合うかもしれません…(汗)
手順③水でゆっくりすすぐ
洗面器の水を2~3回入れ替えしながら、洗剤をすすいで行きましょう。
手順④水気を拭き取って干す
乾いたタオルでやさしく水分を拭き取ったら、室内の風通しが良い場所で干して終了。
アセテートが似合う骨格タイプ・似合わない骨格タイプは?
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ここからは、アセテート生地の似合う骨格タイプ・似合わない骨格タイプを紹介します。
アセテートが似合う骨格タイプ
アセテート生地が似合う骨格タイプは、ストレートタイプです。
ストレートタイプの特徴は次のとおり。
- 肌に弾力、ハリがある
- 立体感があるメリハリした体格
- どちらかというと上重心
- 横から見ると肩や胸に厚みがある
- 鎖骨があまり目立たない
ストレートタイプの弾力のある肌に馴染みやすい素材は、しっかりとしたハリのある上品なものです。
そのため、シルクのような肌触りとしっかりハリのあるアセテート生地は、グラマラスな女性が多いストレートタイプと最も相性が良い組み合わせとなっています!
ストレートタイプは、ストンと下に落ちるタイプの服や大きいサイズのものは容易に着ぶくれするので、基本的にジャストサイズのものを選びましょう!
↓ストレートタイプ関連の他の記事も要チェック…!
アセテートが似合わない骨格タイプ
逆にアセテート生地が似合いにくい骨格タイプは、ナチュラルタイプです。
ナチュラルタイプの特徴は以下のとおり。
- 筋肉や脂肪が目立たない
- 骨ばっていて、フレーム感がある
- 鎖骨の骨が太くて大きい
- 肩甲骨が目立つ
- 逆三角形の体型に見られる
ナチュラルタイプは、スタイルは良いですが骨感が強いので、ラフでカジュアルな服装が似合います。アセテートはどちらかというと「きれいめ」を得意としますので、ナチュラルタイプには似合いにくい傾向があります。
↓ナチュラルタイプの他の記事は以下参照!
アセテートが似合う顔タイプは?
アセテートが似合う顏タイプは、エレガントタイプです。
エレガントタイプの特徴は次のとおり。
- 大人顔
- 顔型は卵型、面長、縦長ベース型
- 直線と曲線のミックス顔
- 立体的な顔立ち
- 個々の顔パーツが大きめ
- 華やかで洗練されてるイメージ
きれいめな素材が良く似合う「大人顔」のエレガントと、アセテート繊維でできたファッションは相性抜群。
きれいな顔立ちがより華やかになりますよ!
↓大人顔タイプの記事は以下参照
アセテートが似合うパーソナルカラーは?
アセテートに似合うパーソナルカラーは、ブルべ冬です。
ブルべ冬タイプの特徴は次のとおり。
- 髪は黄みが少ない黒髪
- 白目と黒目がはっきりしていて綺麗
- 頬は少し青みがかったピンク色
- 唇は赤で肌との境界線がはっきりしている
- 肌は黄色みより青みが強い
- 色白な人の場合、透けるような白肌になる
クールで都会的なブルべ冬タイプは、レザーやシルク、アセテートなど光沢とハリがある素材との相性が良いです。
さらに、シルバーやメタリック系のアクセサリーを組み合わせると、肌馴染みが良くなりますよ!
↓ブルべ冬の記事は以下を参照
まとめ
今回は、アセテートとはどんな生地なのか、洗濯方法や似合う骨格・顔タイプ・パーソナルカラーなどを紹介しました!
- アセテートとは、木材パルプ(セルロース)に酢酸を加えて反応させたアセチルセルロースという繊維からできたもの
- アセテートの洗濯は「手洗い」「やさしく」が基本!
- アセテートが似合う骨格はストレートタイプ
- 逆に似合わない骨格はナチュラルタイプ
- アセテートが似合う顏タイプはエレガントタイプ
- アセテートと合うパーソナルカラーはブルべ冬
少しでも参考になってくれたら嬉しいです!
最後までお読みいただきありがとうございました。