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【微毒舌注意】インスタグラマーがSNSでやってはいけない寒すぎるNG行為・言葉遣い辞典【2021年版】

今回の記事はちょっと、いやかなり毒舌になっていると思います。ファッション関連のインスタやらブログを調査しているといろいろとツッコミどころがある表現に出会いまして、そういうのを溜めていったのが本記事になります。
 
ふんわりあったか、フラットな視点が持ち味の当サイト(ホントですって)において、だいぶ毒気の強い記事になってしまったんじゃないかと心配ですが、たまには…ね。
というわけで、お見苦しい点もあるかと思いますが、ジョークということでひとつよろしくお願いいたします!
 
【注!】本記事における主張はあくまでジョークです。ジョークですとも。
 




「お迎えしました」

30代~40代主婦インスタグラマー・ファッションブロガーを中心に使用されるボキャブラリー。
お迎えしましたという言葉自体は、ペットを迎えるときによく使われる表現です。
服をペットのように生命あるものと捉えて、愛情度合を表現したかったのでしょうか。
 
例:「ずっとセールを待ってたZARAのノースリワンピースちゃんをお迎えすることができました~」
  
例文は、「お迎え+服に『ちゃん』付け」の複合技。
やれやれだぜ!

ちなみに、若い人は使わない。

 
 

化粧品とか服に対して「この子は~」

30代~40代主婦だけではなく、20代のインスタグラマー・ファッションブロガーも使用が確認されている。
主に商品モニターやアフィリエイトなど、金が絡んでいるときに使われているような気がする表現。
 
例文:(化粧水の瓶を持って自撮りした写真とともに)「この子すっごいんです!肌につけた瞬間、肌がゴクゴク飲み干していく感じ!」
 
※「肌がゴクゴク飲み干す」も筆者が嫌いなセールスワードですが…。肌はゴクゴク飲まないし。まとめ記事の下の方で邪魔な位置に出てくる化粧品の広告でよく使いまわされてる表現だからでしょうか。大抵鼻と口のアップで目を隠した写真が添えられています。

 
 

自分の持ち物に対して「お色」

こちらも30代~40代女性が主に使用しているワードでしょうか。自分が持っている口紅などの化粧品に対して「お色」というのはおかしいのでは?という意見がちらほら聞かれます。
 
なぜおかしいと感じるのかというと、私たちは普段「お色」を尊敬語として聞いているからです。デパートの販売員がお客さんに言う言い方ですね。
尊敬語というのは、「あいて側の物事について、立てた表現をする」ことなので、自分のものに対して使うのはおかしいという理屈です。
 
ただ、変だとは言い切れなくて、日本語には「美化語」というものがあります。「お」や「ご」をつけて丁寧にするというものです。尊敬やら見城やら関係なく、名詞を美化する表現です。
おビール」とか「お草」みたいなものまで美化語らしいですね。
でも「おビール」は小料理屋の女将がお客さんに出すビールに対して言う言葉だから、やっぱり自分のことに対しては使わないんだよなー…。日本語は難しいです
 
 

インスタのハッシュタグ(#)で文章を作ってしまう

一流タレントでさえもやってしまいがちな行為。「ああ、今私インスタやってんな!」という気分になるのでしょうか。気持ちは分かります。
 
しかし、文章の8割がハッシュタグだったりするとなんだかな…と思うこともしばしば。
ハッシュタグをハッシュタグとして使用していないというのはなんというか、Webの仕組みを分かってない人という見方もされうるわけで…。
ハッシュタグとは検索ワードであります(貴乃花風)。一言ネタではありません(貴乃花風)。
 
ちなみに、世界で最もファビュラスなインスタグラマー、叶姉妹はハッシュタグ文を使っていらっしゃらないのです。
その分、投稿の本文がすごく長いです。でも本文の中にメッセージを書くのがネットリテラシー的にも見やすさ的にも本来のあるべき姿なので、さすが分かっていらっしゃる、ファビュラス!と思ってしまいました。
 
叶姉妹のファビュラスなInstagram⇒https://www.instagram.com/kano_sisters007/?hl=ja
 
 

(日本で)室内で靴を履いて自撮り

アメブロにゴロゴロいる種族
これも撮る側の勝手なんですが、室内で靴を脱ぐスタイルの日本家屋で、室内で靴を履いて自撮りをするというのは、その行程を想像するとちょっと面白くなってしまいます。
土足で撮っててもおかしいし、シートやらタオルやらを敷いててもおかしい。

 
 

ハッシュタグ「お洒落な人と繋がりたい」

おしゃれじゃない、もしくは自分に自信がない人がワンランク上のおしゃれ人間と交流を持ちたい場合に使う卑屈なタグ
 
ただし、まれに本当に顔もスタイルも良いモデルなどが使うことがある。その際、この言葉の意味は180度変わり、
「おしゃれじゃない人とは繋がりたくない」
となる。
 
「お洒落な人と繋がりたい」でインスタを検索してみると、自分の顔写真ではなく、全く無関係な海外のモデルや料理の写真を載せているものが多い。
それらのユーザーはなんとなくタグを付けているだけなので論外ですが、自分の顔の自撮りでこのタグを使っているユーザーは"本物"です。
 
上位タグに「美男美女とつながりたい」という欲望垂れ流しのものがあり、使用者はもはや公共の場で人間的レベルの低さを露呈してしまっている。女性でこのタグを使用しているのは主に10代~20代前半であるが、繋がるとは何を意味しているのか、繋がってどうするのかを真顔で問い正したい

 
 

本来漢字の単語をひらがなで書いちゃう

10代女子によく見られる。逆にいうと10代女子にしか許されない表現だが、まれに20代後半~30代でも使用している人がいるので閲覧には心の準備が必要
 
目的:
かわいく見せたい、あるいは詩的な雰囲気を出したい。
ブログのタイトルでこのような形でひらがなが使われているとき、本文はかなりの確率で自分に酔った内容になっているので開くときは気を引き締める必要がある。
 
主な例
・ふく
・おんがく
・ねこ
 
名詞以外にも
・すき
・あのね、みんなにつたえたいことがあります
 
など、動詞句でも用いられる。
 
 
読点とともに用いられる場合が多い。
例:
・ふく。くつ。わたしのすきなものぜんぶ。
 
当サイトで紹介した方の中にはいませんよ…いませんとも!
 

※↑フリー素材です
 
 

無生物名詞に「たち」を付けてしまう

生き物以外の名詞もしくは数えられない名詞に「たち」を付けて、なんとか詩的な表現にしようとする手法。よくアーティストなんかがインタビューで用いる。「たち」は本来生物に対して使う呼称です。
 
例:「たくさんの音たち」
⇒ライブ帰りの、音楽だけが趣味の見た目清楚系女がよくツイートで使う
 
関連語に「歌たち」がある。なんとなくイラっとする表現である。
 
 
目的:
・「たち」をつけることによって無生物名詞を生物であるかのように扱い、そのものの性質を強調したい
なんかアーティストっぽい。感性で生きてる人っぽく見えるから
 
もちろん言葉の用法は時代とともに変わっていくのが当たり前ですが、これはなんか知性が感じられないから嫌だなあ…。
 

 
 

ボリューミー、リラクシーとか存在しない単語を作ってしまう

ボリューミーとかリラクシーという英単語は実際にはありません。私は留学経験があり英語翻訳の仕事などすることもありますが、LongmanにもCambridge Dictionaryにもそんな単語は載っていません。
スラングまで探してもない。
 
ちなみに、ボリューミーはもう世間一般で使われるようになってしまったので止められないでしょうね。最初に使い出したのはたぶんグルメレポーターです。
  
これらは英語を知っている人からしたらあまりカッコよくないのですが、でも「なんか言いたいニュアンスを言い表すのにこう言ったら伝わるんだよね」、というノリでこうした和製英語が生まれてきているのも分かるんですよね…。
 
 
 
 

 
この記事は、ファッション界隈の「ん?」と思った事どもをつれづれなるままに書き殴った箸休め的な記事でございます。
また、この記事の内容は、当ブログでご紹介させていただいております素晴らしいインスタグラマー様方とは無関係のものでございます。
て言うといて、これからも何かおいしいネタを見つけたら書き足すかもしれません。
ここまでお読みいただいた風変わりな読者様、誠にありがとうございました。

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