みなさん、仕事の面接やお子さんの授業参観などで「カジュアルな服装でお越しください」と言われ、困った経験はないでしょうか?
「カジュアルって具体的にどういう服装のことなんだろう?」
「そもそもカジュアルの意味とは…?」
このような疑問をお持ちの人のために、今回は「カジュアル」の具体的な意味や対義語、シーン別おすすめカジュアルスタイルをご紹介します。
また、カジュアルが似合う骨格、顏タイプも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
カジュアルとは?
カジュアルと聞くと「なんとなくラフな格好」と考える人は多いかと思います。
そのため、カジュアルの範囲が曖昧でハッキリせず、もやもやすることも。
そんなお悩みをスッキリ解決するために、ここからは「カジュアル」という言葉の意味について解説いたします。
カジュアルの意味
「カジュアル」という言葉の意味は、「何気ない」「くだけた」「無頓着な」「くつろいだ」など。
ファッション業界でいうカジュアルとは、「堅苦しくないリラックスした服装」のことを指します。
「カジュアル」の言葉自体に明確な定義はなく、ハッキリとした境界線はありません。
カジュアルの歴史
カジュアルな服装が出始めたのは、昭和時代に入ってからだと言われています。
それまでの日本は、戦争前は基本的に和装(着物)、戦後に少しずつ洋服(スーツ)が取り入れられ、大正時代には、和と洋が半々またはミックスされたデザインのものも…!
その後、昭和時代に入るとミシンや機械などの発達により、さらに色んなファッションを楽しむようになりました。
↑昭和14年に発行された雑誌の内容
とてもモダンレトロでおしゃれですよね!
当時はこのようなワンピースでもカジュアルファッションとされていました。
昔の人の、身なりを気にする姿勢にあっぱれですよね…。
(管理人も見習わなければっ!!)
カジュアルの英語表記
カジュアルの英語表記は「casual」。
もちろん、英語からきたもので、意味も同じです。
「カジュアルなファッション」「カジュアルな表現」などは日本でも海外でも通じます。
しかし海外では、日本ではあまり使わない意味で「casual」を使うときもあります。
例えば…
・「気にしない」「無頓着」
・「真剣じゃない」「深くない」
・「たまたま」「偶然」
といった表現にも「casual」が使われることがあるので覚えておきましょう。
カジュアルの対義語・反対の言葉は?
「カジュアル」の対義語は「フォーマル」です。
フォーマルとは、冠婚葬祭やここぞといった大事な場面に着る服装のことを指します。
わかりやすく言うと「堅苦しい服装」のこと。
「フォーマル」は「カジュアル」よりも使うシーンが明確でわかりやすいので、コーデに迷うことはありません。
問題は「カジュアル」のほうです…。
【シーン別】大人女子のカジュアルコーデ8選!
カジュアルといっても、シーンによって違いがあります。
例えば、「オフィスカジュアル」でハーフパンツにTシャツといったコーデはあまりにもカジュアルすぎますよね…。
(まあ、最近ではクールビズの影響や服装自由になってる企業も増えてきましたが…。)
なのでここからは「オフィスカジュアル」と「普段着」のカジュアルコーデのポイントを紹介します。
オフィスカジュアルの場合
最近多くなってきた「オフィスカジュアル」。
「私服通勤OK」となっている会社や、テレワークなどに適した服装です。
また、面接などで「服装自由」となっている場合にも、オフィスカジュアルは適しています。
「ビジネスなのにカジュアルな服装」と聞いて、頭を悩ませる人も多いと思いますので、ぜひ紹介するコーデを参考にしてくださいね。
春夏のオフィスカジュアルコーデ
社会人として、まず基本的なオフィスカジュアルのポイントは「清潔感」のあるコーデをすること。
いくら「カジュアル」といっても、上司や取引先と接する機会もありますので、相手に不快感を与えそうな色・柄はNG✕
白のブラウスやシンプルできれいめなデザインのパンツで「きちんと感」を出していきましょう!
ベージュのさわやかなワイドパンツと、ドット柄のブラウスで、大人可愛いコーデに。
足首が少し出る丈だと、軽さが生まれてバランスがGood◎
カジュアル過ぎず、堅くなり過ぎないので、子供の授業参観などにもバッチリですよ。
秋冬のオフィスカジュアルコーデ
グレーのテーパードパンツに、シックなプルオーバーを合わせた大人のモノトーンスタイル。
白シャツにニット素材のプルオーバーがドッキングすることで、落ち着きのあるオフィスカジュアルの完成!
グレーのパンツで抜け感をプラス◎
秋冬オフィスカジュアルコーデでも、差し色を入れることでグッと華やかな印象になります。
ワントーンになりがちなオフィスカジュアルに飽きてきた人におすすめですよ!
ただし差し色を入れる場合は、他のファッションアイテムはおさえた色にするなど、バランスを取ることが大事なので難易度は少し高めとなっています。
普段着の場合
日常生活でカジュアルコーデをするシーンはたくさんありますよね。
その中でも、「気合いを入れてると思われたくないけど、ラフ過ぎないコーデがしたい!」なんて思うことはありませんか?
そんな人にぴったりのコーデを紹介します。
おでかけする時のカジュアルコーデ
まずは定番の「Tシャツ×デニム」です。
カジュアルコーデのまさに王様といったところでしょうか。
こちらのファッションを大人っぽく着こなすポイントは2つ。
1:自分の骨格を知る
→下重心ならシャツをインして上に重心を持ってくるなど。
2:小物(アクセサリー・靴・バッグ)にこだわる
→シンプルコーデのため、ワンポイントでおしゃれに。
人とかぶりやすいので、小物や帽子で差別化させることがおすすめです!
こちらも定番の「パーカー×スカート」。
パーカー×デニムも合いますが、ちょっぴり女性らしいスカートで、おしゃれ度アップ。
もっと大人っぽさを加えたい場合は、ジャケットを羽織るといいでしょう。今どきっぽさもプラスされて尚Goodですよ!
恋人とデートする時のカジュアルコーデ
デニムでラフにしつつ、女性らしい清潔感のあるブラウスと小物で大人可愛いをプラス。
大人のデートの時はなるべくプリントTシャツや派手な柄は辞めましょう✕
ラフなデニムをきれいめシルエットにすることで、上品かつカジュアルな印象に。相手も緊張せずに楽しいデートになると思いますよ。
こちらは秋冬にぴったりのカジュアルデートコーデ。
落ち着いた大人の雰囲気とやさしい女性らしさにカレの心もイチコロ!
きれいめなのにやわらかいデザインなので、デートコーデにぴったりです。
上記のコーデはオフィスカジュアルとしてもおすすめですよ。
カジュアルが似合う骨格タイプ・似合わない骨格タイプは?
ここからは「カジュアル」が似合う骨格タイプと似合わない骨格タイプを紹介します。
ぜひ参考にしてください。
※骨格タイプは、みんな同じというわけではありません。個人差がありますのでご了承願います。
カジュアルが似合う骨格タイプ
カジュアルが似合う骨格は、ナチュラルタイプです。
もともとフレーム感が強いナチュラルタイプは、ぴちぴちとした服装が似合いづらいです。
余計に体格が目立ってしまう傾向にあります。
なのでナチュラルタイプは、オーバーサイズでラフなファッションの方が骨格が目立たずにバランス良く見えます◎
例えば、女優の天海祐希さん。
彼女もナチュラルタイプの持ち主です。
シンプルでラフな服装が最高に似合ってますよね。
そして、何と言っても「カジュアルの極み」といっても過言ではないのが本田翼さん。
彼女もまた正真正銘のナチュラルタイプです。
もう誰が見ても「似合ってる」としか言いようがありませんよね!
オマケにめちゃくちゃ可愛い…。
↓ナチュラルタイプの他の記事は以下参照!
カジュアルが似合わない骨格タイプ
逆に、カジュアルが似合いづらい骨格はウェーブタイプです。
華奢でやわらかい肌質が特徴のウェーブタイプは、カジュアルスタイルが苦手といわれています。
理由は、シンプルデザインが多いカジュアルアイテムを直用するとウェーブタイプの場合、「貧相」に見える可能性があります。
例えば、ウェーブタイプの佐々木希さんを見てみましょう。
佐々木希さんのカジュアルコーデ…。
スタイルが良いので悪くはありませんが、なんか寂しい。(特に胸のあたりが……。)
やはりウェーブタイプは女性らしい花があるコーデが得意のようです。
女性らしいフェミニンな服装の方が、佐々木希さんの良さが出てる感じがありますよね!
↓ウェーブタイプの他の記事は以下参照
カジュアルが似合う顔タイプは?
カジュアルファッションが似合う顏タイプは「アクティブキュート」と「クールカジュアル」です。
2タイプとも子供顔であるため、シンプルでカジュアルな服装が得意です。
(基本的に子供顔タイプはカジュアルが似合いやすい傾向にあります。)
具体的には、「アクティブキュート」は曲線が多いため、女性らしいカジュアルが大得意。
例えば、フード付きパーカー×フワッとしたスカートなど。
ラフで可愛い感じがアクティブキュートタイプにはぴったりです。
次にカジュアルが似合う「クールカジュアル」は、直線が多いので、ボーイッシュなカジュアルが大得意。
例えば、黒ニット×デニムで、大人のカジュアルでかっこよく!
ボーイッシュの中にも女性らしいアイテムを少し取り入れるとおしゃれ感が増すのでおすすめです!
他の子供顔のタイプもカジュアルが似合いますが、若干若々しい(悪く言うと子供っぽい)カジュアルになってしまうため、今回は「アクティブキュート」と「クールカジュアル」を紹介いたしました。
↓子供顔の他の記事は以下参照
まとめ
今回は「カジュアル」について記事にしました。
カジュアルといっても、範囲が広く、使うシーンによっても違いがあります。
自分に合ったカジュアルで、毎日のコーデをもっとラフでおしゃれなものにしていきましょう!
最後までお読み頂きましてありがとうございました!